12月
30th
金
30th
私は強い人間になりたかった。
寂しさや辛さや苦しさを表に出さず、嫌いなことや苦手なことは飄々と遠ざけて、自由に生きられるような人間になりたかった。
他人からの評価など気にせず、けれど他人の苦しみや痛みを想像でき、充分に慮れる人間になりたかった。
心のなかで「お前は単に、そういうふうに他人に見られたいだけじゃあないか」という声が響く。
悩んで苦しんで他人を慮っても、自分の心のなかでだけ考えていたら、それは誰にも気づかれない。
「気づかれなくてもいいんだ」という強さは、私にはまだ、ない。
寂しさや辛さや苦しさを表に出さず、嫌いなことや苦手なことは飄々と遠ざけて、自由に生きられるような人間になりたかった。
他人からの評価など気にせず、けれど他人の苦しみや痛みを想像でき、充分に慮れる人間になりたかった。
心のなかで「お前は単に、そういうふうに他人に見られたいだけじゃあないか」という声が響く。
悩んで苦しんで他人を慮っても、自分の心のなかでだけ考えていたら、それは誰にも気づかれない。
「気づかれなくてもいいんだ」という強さは、私にはまだ、ない。